お知らせ

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放射線遮蔽素材「バイオラバーRSM WP-16」を開発!

2011年6月7日


WP-16:様々な用途に応じて厚みや表面加工の変更が可能


2011年6月6日、放射線遮蔽素材「バイオラバーRSM WP-16」のプレス発表を行いました。 原子炉建屋内に人が入る場合に、作業者の服装の「放射線遮蔽服」についての検討等がされて参りましたが、放射線遮蔽服とされているウェアでは放射線の中のX線についてはある程度遮蔽されていても、より強いγ線についてはおよそ「9%」に留まっていることもあり、ガンマ線を遮蔽しつつ実用的なものを開発するのは難しいとされてきました。


当新素材は、セシウム137が発する強い放射線(ガンマ線)を1枚で21%(WP-16)の高い放射線遮蔽力を持っています。この新素材を積層することにより、90%近くの放射線を遮蔽することが 出来るようになりました。


その上、柔軟性があり、鉛板等を使用することよりも軽くて扱いやすいことで搬入・設置・搬出の作業も軽快に行うことが出来ます。これまで凸凹のある床などには、鉛板等を敷き詰めることが出来ませんでしたが、この新素材の場合対応が可能となります。


例えば地下階にある非常に強い放射能を出す燃料棒や高濃度汚染水が一階の床に向って強い放射線を出している場合、この放射線により建屋内に人が立ち入ることが出来ません。


そこで使用用途として、この新素材「バイオラバーRSM WP-16」を床面に積層することにより被曝量の低減を行うことにし、室内の地下階からの放射線量を90%以上低減することを可能としました。


また、原子力発電所の敷地内に放射線を防ぐ簡易の防護壁に使用したり、放射能汚染された配管に巻き付けたり、様々な用途で簡単に設営する事も可能です。


製 品 詳 細


RSMの両側表面にハニカム構造ゴムを積層した場合

1シートの大きさは約100cmx120cmで価格は30〜40万円(参考価格)
使用中に表面に付着した放射性物質は簡単に水等で洗い流すことが可能
セシウム137から発する強いガンマ線についての遮蔽力も測定。 遮蔽服用のWP-14の9.1m/m厚で約15.3%、遮蔽用シートのWP-16の7.5m/m厚で約21.0%のガンマ線遮蔽力を確認した。

  


セシウム137から発する強いガンマ線についての遮蔽力も測定。 遮蔽服用のWP-14の9.1m/m厚で約15.3%、遮蔽用シートのWP-16の7.5m/m厚で約21.0%のガンマ線遮蔽力を確認した。

セシウム137による放射線の遮蔽測定